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コラム

2016年06月30日

女性による賃貸経営

賃貸経営というと多額の資金が絡むことから「男性が手掛けるもの」というイメージがありませんか。確かに世帯主には男性が多く、家督を継ぐのも男性が優先、年収が高いのも男性という傾向があるので、賃貸経営を始めるきっかけは男性の方が身近にあります。 一方、長寿命化や少子化により女性にも不動産の相続の機会が増えているように思われます。また、未婚率の上昇、晩婚化は、女性の資産形成にも影響し、女性による自宅購入も珍しくなくなっています。そして、自立した生活をより確かなものにするために、また安定収入を求めて、また副収入として賃貸経営を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

話は変わりますが、NHK連続テレビ小説「あさが来た」ヒロインのモデル広岡浅子さんは、商家に嫁ぎながら炭鉱を切盛りし、時代の変化を読んで保険業に転換するという、幕末から明治時代の女性実業家でした。朝ドラを見て、女性の強みを生かしつつしなやかに生きる「あさ」の姿に感心した方も多かったのではないでしょうか。 このしなやかさが女性の特徴であるならば、賃貸経営は女性に向いていると言えるかも知れません。

女性の強みを賃貸経営に生かせるか?

賃貸経営に生かせる3つの特徴 ①感性が豊か ②プライドに捕らわれずに他人に助けを求めることができる ③地域ネットワークがある   ①感性が豊か 感じとる力がある 賃貸経営では、方々にアンテナを張り巡らし、入居者のニーズや時代の変化を読み取ることが成功の秘訣になります。ちょっとした現象でも見逃さない女性特有の勘が役に立つでしょう。また、女性は生活者目線で物事を捉えることができるのも強みです。 ②プライドに捕らわれず他人に助けを求めることができる 方向性の修正を行うことも時にはあるかも知れません。また、初めての賃貸経営でわからないこともあるでしょう。そんな時、「家主とはこうあるべき」という枠にとらわれずに、管理会社や入居者と折衝ができるのも女性の強みです。 ③地域ネットワークを生かす 賃貸経営は地域性が高い事業です。周辺環境の変化や近隣物件の様子、入居者とのコミュニケーションなど、口コミや世間話から思わぬ情報を得ることもあるでしょう。地域のネットワークが賃貸経営に役立つことも多いはずです。地域活動に参加する機会が多い女性なら、このネットワークを生かしてみましょう。   これから賃貸経営を始めるという女性がいらっしゃいましたら、これらのことも是非思い出してみてください。   節約志向で無駄を省き貯金を作る傾向が強いのも女性の方です。資産運用の中でもローリスク・ローリターンに属する不動産投資は、ギャンブル要素が少なく、バランス型でリスクを嫌う女性にとって相性が良いと言えるかもしれません。また、女性は男性に比べて平均寿命が長く、老後の資金源としても不動産経営は大いに役立つものなので、この観点からも賃貸経営と女性は良い関係を持つことができると言えるでしょう。

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