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コラム

2019年05月09日

資産価値に直結する賃貸物件のイメージアップ。植栽効果を考える。

住宅を建てる時は、植栽計画も同時に進めたいものです。建物のまわりに草木があることで、建物もより際立ちますし、心も癒されます。逆に建物が立派でも植栽がなければ殺風景に感じられるでしょう。これは、アパートやマンションなど、賃貸物件を経営する場合も同様です。賃貸物件の植栽による効果や、植栽を導入する際のポイントについてまとめました。   ・賃貸物件に植栽を導入するメリット ・植栽導入のポイント  

賃貸物件に植栽を導入するメリット

賃貸物件を経営するには、入居者の視点に立って考えることが欠かせません。物件探しをするときは、家賃や間取り、最寄り駅からの距離などの条件から、自分に合った物件を絞り込むことが一般的です。賃貸物件を扱うサイトには、それらの必要条件が凝縮されているため、探しやすいメリットがあります。それだけに、賃貸物件の経営者は、経営する物件の良さを最大限にアピールする必要がでてきます。   一方、賃貸住宅の契約に際しては物件の下見が欠かせません。そのとき、最初に目に付くのは建物の外観です。もし、管理が行き届いた建物なら、築年数が経っていても入居につながる確率が高くなります。植栽には景観を良くみせる働きがありますが、手入れの行き届いた樹木は、年数が経ったものほどその風格を表し、賃貸物件に好印象を与えるでしょう。また、植栽は、目隠しに利用されたり、木陰をつくる、季節を感じさせるなど、入居者の心身を癒す働きもあります。

植栽導入時の注意点

植栽の導入に際し、費用節約のため、ホームセンターなどで材料を仕入れて、自分で植栽を行おうと考える経営者がいるかもしれません。しかし、植木の手入れやガーデニングに慣れているオーナーでない限り、自分で植栽を行うのは避けたほうが賢明です。プロに依頼すれば、建物の外観を引き立て、育ちやすいだけでなく、数年後の状況を視野に入れたうえで、最も適した樹木選びのサポートが受けられます。 植栽導入後は、定期的な管理も欠かせません。草木が伸びっぱなしになっていると景観を損なうため、植栽がイメージダウンになってしまいます。また、覆い茂って暗闇ができたりすると、ゴミが投げ込まれたり、小動物の棲み処になる恐れも生じます。さらに、草木の位置によっては、入居者の生活に支障をきたすこともあるかもしれません。たとえば、樹木に近いことで日当たりを損なう、落葉の片付けにストレスを感じる、虫が付く、などが考えられます。賃貸物件の経営者として、このような事態を想定し気を配ることが大切です。樹木の剪定は、年1回以上。水遣り、除草は都度対応できるよう、清掃担当業者に依頼する方法もあります。

植栽導入のポイント

ここで、大成ユーレックの植栽計画の例をご紹介します。 まず土地の歴史を紐解き、コンセプトを決めていきます。由来のある草木、環境に合った樹種、シンボルツリーなどを中心に全体を計画します。建物との調和、常緑樹と落葉樹のバランス、高低差をつけた配置など見栄えに関するポイント、虫が付きにくい、成長の度合い、植える場所の日照や通風・寒暖の影響、費用など管理面に関するポイント、両面から検討してトータルに計画していきます。もちろんオーナー様のリクエストも反映します。 具体的には、ベージュ系の外壁には濃いグリーンが似合いますし、黒いタイルの外壁には黄緑色など明るく鮮やかな葉が映えます。シンボルツリーとして人気の樹種は、シラカシ、シマトリネコ、ヒメシャラ、オリーブなど。透かし剪定により樹形や表情を作りやすく、ヒメシャラは花も人気の理由です。ミモザも人気がありますが、多くの花をつけるため花粉も多く、やや高額になります。オリーブは鉢植えでも楽しめるので、ルーフテラスや光庭などでテラコッタの鉢に植えると素敵な演出が可能です。 生垣や目隠しとしても多用されるのは、サザンカ類、ヒイラギモクセイ、セイヨウベニカナメモチ、などです。 賃貸物件の新築時には、緑化基準に沿って植栽を行う必要もあり、大成ユーレックでは植栽のスペシャリストが計画を行います。

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