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コラム

2016年04月25日

猫ブームで見直されるペット共生型賃貸住宅

近年の猫ブームによって、ペット共生型マンションが見直されています。猫ブームが経済に与える好ましい影響のことをネコノミクスと言いますが、それはマンション建築にもさまざまな影響を与えているのです。

犬よりも猫の方が飼いやすい?

一昔前までは、猫よりも犬の方がペットとしての人気が高い傾向にありました。 しかし高齢者の単身世帯が増えたことや、よりお金がかかりにくいという理由で猫を飼いたいと考える人が増え、現在は犬の人気を上回りつつあるという状況です。 猫は犬のように散歩をする必要がなく、しかもエサ代も比較的安上がりで済むため、単身の高齢者や一人暮らしの女性などにもペットとして飼いやすいという特徴があります。 日ごろ仕事が忙しくて留守がちなサラリーマンでも安心して飼えるのが猫の良いところであり、それがペットとしての猫人気に拍車をかけていると言えるでしょう。 核家族化が進んだことによる共働き世帯の増加や、高齢化や晩婚化によって単身世帯が増えたことなども猫人気の要因だと考えられます。 そしてこうした猫人気は住宅事情にもさまざまな影響を与えており、「集合住宅でも猫を飼いたい」「賃貸でも猫を飼いたい」という需要に応える形で猫と暮らすことを前提とした賃貸住宅の提案も増えています。

ペット共生型賃貸マンションを建てるメリット・デメリット

ペット共生型賃貸マンションのメリット

ペット共生型の賃貸住宅は、ペット可の物件と違って、そもそもペットと一緒に暮らしたい人を対象に建築されています。 一般的なペット可の物件の場合、すべての入居者が必ずしもペットを飼っているというわけではありません。 そのため騒音や臭いなどのご近所トラブルが発生しやすく、賃貸経営をする側にとっても面倒事が増えてしまうという側面がありました。 ペット共生型の賃貸住宅であれば、そもそもペットと暮らすことを考えている人が中心的に集まってくるため、入居者同士の相互理解を図りやすいというメリットがあります。 また経営の側面から見ても、現状ではペット共生型賃貸住宅の絶対数が少ないため、入居者は一度ペット共生型の住宅に入居するとそう短期間には引越しをしないと考えられます。 そのため比較的長期間にわたる契約を結ぶことができるので、家賃収入が安定しやすいというメリットもあります。 猫ブームによってペット共生型賃貸住宅の需要も高まっているため、とりわけ狙い目の賃貸物件だということができるでしょう。

ペット共生型賃貸マンションのデメリットや注意点

ただ、ペット共生型マンションにもデメリットはあります。 たとえば、ペットを飼うつもりのない人はそもそも入居を検討しないため、一般の賃貸住宅に比べて入居者の幅が狭くなること、臭いや汚れ対策をしっかりと行わなければならないなどといったことです。 普通の住宅とは違った設備が必要となるため、初期投資がどうしても高くなりがちな点もデメリットの一つでしょう。 住宅の設備が決め手になりがちな賃貸住宅なので、もし建築を検討するなら施工業者選びは特に注意しておくと良いでしょう。また、たとえペットと暮らす人ばかりが集まってくるとはいえ、入居者同士のトラブルを防ぐための対策も必要になります。ペット規約などを設けておくと、トラブルが発生しても対処しやすいので、安心して賃貸経営をすることができるでしょう。”

大成ユーレックでもペット共生型仕様の提案を行っています。 犬を対象にする場合は、公園や遊歩道などが近くにあるかなど立地条件も合わせて検討した方が良いでしょう。 お気軽にご相談ください。   >>ペット共生型仕様

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