建替え

自宅やアパートの建替えに伴う土地活用事例

設計のプロが挑む賃貸経営
オーナーのこだわりに妥協せず
満足度の高い新築物件が完成

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弊社で長くマンション等の設計業務に携わってきた社員が、初の賃貸経営を決断。
長く親しんできた土地と、新たな建物に込めたこだわりに関係者たちがとことん向き合い
『M CUBE』が完成に至りました。
チームワークで取り組んだ竣工までの道のりを振り返りました。

建物名M CUBE
所在地神奈川県横浜市
敷地面積164.60㎡
建物規模地上5階建
竣工時期2022年3月

オーナー様の声

「営業担当者ほか、私たちの要望に応えるため最大限の努力をしてくれた
現場所長や現場担当者、融資担当者など。
人とのご縁と助けに恵まれて、満足度の高い物件が出来上がりました」

オーナー様写真

事例:M CUBE:代表イメージ

代々受け継がれてきた土地を賃貸物件で活かすという選択

人気の沿線である東急東横線の日吉駅から徒歩約3分と恵まれた立地の『M CUBE』。
オーナーのI氏は設計業務に従事する弊社の社員でもあります。
ご祖父母様の代から受け継がれてきた土地にはご両親がお住まいでしたが、
お父様が6年前に、お母様が2年前に他界され、I氏と弟妹の3人で相続することに。
このタイミングで売却という選択肢もありましたが
「弟や妹と何度も話し合い、90 年前に祖父母が取得し、受け継がれてきた土地を私たちの代で
手放すことはせず賃貸物件を新築して活用しようという結論に達しました」とI氏は話します。
自身は、長く設計に携わってきたものの、今回の計画では施主の立場に徹したいと、設計は弊社に依頼。
設計部に所属する義理の子息が設計を担当しました。
初めての賃貸経営ということもあり、資金繰りや収支計画ではいくつものハードルがあったとのこと。
弊社営業担当と共に、地元の金融機関と何度も交渉を重ね、様々な融資制度を検討した結果、
各段階の資金ニーズに対応できる住宅金融支援機構の『まちづくり融資』を選択しました。
I氏が重視したのは、土地を最大限に活用すること。
「当初は6階建てを計画したのですが、収支を検討するとなかなか合わず、5階建てで再計画しました」
これにより様々な規制のハードルも下がり、できることは増えたといいます。
「しかし、『まちづくり融資』には戸あたり面積の下限条件があり、今の敷地でそれをクリアするのは
設計上かなり難易度が高かったと思います。本当によく収めてもらいました」

事例:M CUBE:建物写真
エントランス横に設置された倉庫には奥様の助言で災害時のための飲料水や簡易トイレなどが備蓄されている
事例:M CUBE:建物写真
可動式の目隠しルーバー
事例:M CUBE:建物写真
屋内用物干し、その他、近隣の慶応大学に通う学生や東京・横浜へ通勤する単身者にうれしい設備が備わっている。

「とことんやりたい」という現場の姿勢に感謝

また、I氏は作業所長をはじめとする現場担当者にも感謝していると話します。
「幼い頃の思い出が詰まった古井戸の存在は、この土地を売却しないという選択をした
大きな理由の一つでもありました。
建築面積を最大限に確保するなかで、この井戸を残すのは大変だったと思います。
ケーシングをしたり、コンクリートで補強したり、工事や今後の災害などで破損することがないよう
しっかりと施工してくれました。
私たちの想いを大切に考えてくれてありがたかったです。
また、オリジナルでデザインした銘板は、多色使いしているので、はじめは再現が難しいという返事でした。
しかし、作業所長は、オーナーのこだわりに応えられないことは悔いを残すことになると、
『竣工には間に合わなくなるが、とことんやらせてほしい』と申し出てくれました。
出来上がった銘板は私のデザインが完全に再現されていて、本当に感激しました」
こうして完成を迎えた、オーナーである伊東のこだわりが随所にちりばめられた『M CUBE』。
エントランス正面には画家である友人に依頼した絵画をディスプレイするギャラリースペースも設けました。
竣工した春は山桜、夏はヒマワリ、秋にはコスモスの花。
季節を彩る絵画が入居者を温かく迎えます。

事例:M CUBE:建物写真
春、夏、冬の花の絵と文字をオーナー自らがオリジナルでデザイン。
事例:M CUBE:建物写真
花の絵を通して入居者に季節を感じてもらえるようしつらえた
小さなギャラリー。
事例:M CUBE:建物写真
大切な井戸は、現場所長の計らいでステンレス製のより頑丈な仕様へとバージョンアップ。災害時には貴重な水源となる。

営業担当者とオーナー様写真

弊社担当者との打ち合わせ風景

オーナー様ご自宅にて。
左から奥様のS様、I氏、営業担当の奥山。

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