リニューアル集合住宅などの大規模修繕実施例

社員寮を、新しいスタイルの賃貸住宅「ソーシャルアパートメント」にリノベーション

社員寮として建築し、企業に一括貸ししていたワンルーム40戸と研修棟。20年間の契約期間満了を機にリニューアルし、研修棟はラウンジやフィットネスルームに生まれ変わりました。

建物名:SAW(Social Apartment Wako)

所在地:埼玉県和光市

    1991年竣工/2012年3月改修

建物規模:5階建-1K 40戸・1DK 1戸+共用棟-1棟

建物構造:壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造+鉄骨造

改修内容:リノベーション

「あまり見かけない新しい賃貸に興味を持ち、大型キッチン付きのラウンジやプレイルームなど、入居者の共用スペースがふんだんに設けられたソーシャルアパートメントに改修することにしました」

20年のリース契約終了後の建物有効活用という課題にあたって

「約21年前に、ある居酒屋チェーン店の社員寮兼研修施設を大成プレハブ(当時)で建てました。PC造4階建ての社員寮と、別棟で鉄骨造の研修棟という構成です。20年のリース契約をしていたのですが、期間満了と共に退去することになったんです。そこで、JA、大成ユーレックさんと今後の活用について相談しました。」

別の企業へ社員寮として貸すか、研修棟を壊して駐車場と一般賃貸マンションとするか、高齢者向け賃貸にするかなど、改修費用を念頭に様々な方法を検討されました。しかし、「社員寮や学生寮の話が数件あり、担当者が見学に来たりしましたが、約40戸という規模を借上げする企業には巡り会えませんでした。」そのような状況の中、ソーシャルアパートメントという活用法が見つかったのです。

ソーシャルアパートメントとの出会い

「大成ユーレックさんを通じて『一般のワンルームマンションとは異なる運営形態の賃貸を企画・運営している会社がある』と、(株)グローバルエージェンツさんを紹介されたんです。運営中の物件を見学したら、想像以上に凝ったものでした。そこも元は社員寮で、改修して大型キッチン付きのラウンジやプレイルームなど、入居者の共用スペースがふんだんに設けられていました。プライバシーが確保された上で、設備の充実した広い共用スペースを使えるところが若い人たちに人気だそうで、これはあまり見かけない新しい賃貸だと興味を持ちました。」
研修棟があるT様ご所有の建物がまるごと活かされる提案でした。「研修棟は、『共用部を充実させる』というグローバルエージェンツさんのコンセプトにうってつけで、こちらとしても建物をそのまま有効活用できます。そこでグローバルエージェンツさんと一括借上げ契約を結び、ソーシャルアパートメントに改修することにしました。」

デザインを一新し、魅力溢れる建物に

「斬新な発想で見違えるような空間に仕上がりました。研修棟は充実した共用スペースとなり、ここの大きな魅力となったようです。住居棟の一部は1戸の2DKを1DKとワンルームの2戸に変更しています。大成ユーレックさんの間取り変更のしやすい建物構造であったことが、21年経った今、功を奏したと言えます」

完成1か月で、すでに入居者同士で食事を共にしたり、イベントを企画したりとコミュニティが形成されています。このような新しいスタイルで建物を活用することができ、T様にも喜んでいただけました。

共用棟外観

改修前の外観

改修後の外観
ウッドデッキを設け、照明サインを取り付けました。
外壁の模様を板チョコに見立てて、チョコレート色に塗り替えました。住居棟の玄関ドアやパラペットにも同色でアクセントをつけています。

共用棟1階

改修前は厨房設備が複数設置された研修施設でした。

改修後1
共用キッチン&ダイニング。IHクッキングヒーターやレンジもあり、本格的な調理が可能です。 各自で調味料や食材を収納しておける専用ストッカーを設置しています。

改修後2
ビリヤード台、大画面TVを備えたラウンジ。

共用棟2階

改修前
研修施設だった2階

改修後1
手前は共用PCのあるライブラリー。奥はフィットネスルーム。可動式壁を閉じればそれぞれ独立したスペースに。

改修後2
女性専用ビューティールーム。
広いバスルームもあります。

建物配置図

住居棟

居室内装は、天井・壁・床を刷新。住戸ごとのバリエーションをつくり、一面にアクセントウォールを採用しています。

女性向けのピンクを基調とした内装

男性向けのブラウンを基調とした内装