賃貸マンション経営は、管理の良し悪しがその後の安定経営を決めると言っても過言ではありません。
主に3つの管理方法がありますが、それぞれの特徴を理解して自分に合った方法を選びましょう。

※入居者管理業務とは・・・入居者募集、賃貸借契約、家賃徴収、入居者からのクレーム受付と対応、入退去時の立ち合いや清算業務など
※建物管理業務とは・・・日常清掃、設備保守点検(消防設備・給水ポンプ・エレベーターなど)、植栽の手入れなど
修繕計画
修繕工事には大きく3種類あります。
特に注意が必要なのは目に見えにくいが機能を損なう恐れがある2番目の大規模修繕工事です。建物の劣化も人間の病気と同じ。症状が重くなってからでは対処が大変で、手術(リニューアル工事)にも多大な費用がかかってしまいます。大切な建物も放っておけば劣化が進み、気がつけば空室が増えていたということにもなりかねません。そうなる前に定期的な点検を行うとともに、事前に修繕計画を立て賃料収入から積み立てておけば、いざという時に慌てることもなく、また資産の価値を維持することもできます。日常的な修繕とグレードアップ修繕も想定しながら、長期修繕計画をたてておきましょう。
長期修繕計画の目安
部位によって耐用年数や劣化の具合が異なります。どのような修繕がいつ頃必要になるのかを表に示します。
修繕部位・工事内容 | 修繕時期の目安 |
---|---|
屋上防水 | 10〜12年 |
外壁シーリング | 8〜12年 |
外壁仕上材修繕 | 10〜15年 |
鉄部塗装 | 5〜7年 |
給排水管 | 25年前後 |
給湯ガス設備の交換 | 10〜15年 |
※使用条件、環境、構造、規模などによりメンテナンス時期は異なります。