入居者管理と建物管理

管理方法の特徴・メリットとデメリット

※入居者管理業務とは・・・入居者募集、賃貸借契約、家賃徴収、入居者からのクレーム受付と対応、入退去時の立ち合いや清算業務など
※建物管理業務とは・・・日常清掃、設備保守点検(消防設備・給水ポンプ・エレベーターなど)、植栽の手入れなど

修繕計画

  • 1.日常的な修繕
  • 2.大規模修繕
  • 3.グレードアップ修繕

特に注意が必要なのは目に見えにくいが機能を損なう恐れがある2番目の大規模修繕工事です。建物の劣化も人間の病気と同じ。症状が重くなってからでは対処が大変で、手術(リニューアル工事)にも多大な費用がかかってしまいます。大切な建物も放っておけば劣化が進み、気がつけば空室が増えていたということにもなりかねません。そうなる前に定期的な点検を行うとともに、事前に修繕計画を立て賃料収入から積み立てておけば、いざという時に慌てることもなく、また資産の価値を維持することもできます。日常的な修繕とグレードアップ修繕も想定しながら、長期修繕計画をたてておきましょう。

長期修繕計画の目安

部位によって耐用年数や劣化の具合が異なります。どのような修繕がいつ頃必要になるのかを表に示します。

修繕部位・工事内容修繕時期の目安
屋上防水10〜12年
外壁シーリング8〜12年
外壁仕上材修繕10〜15年
鉄部塗装5〜7年
給排水管25年前後
給湯ガス設備の交換10〜15年

※使用条件、環境、構造、規模などによりメンテナンス時期は異なります。