お知らせ

【Release】鉄道貨物を利用したプレキャストコンクリート部材の輸送を開始しました

あらかじめ工場で製造したプレキャストコンクリート部材を建設現場に搬入して組み立てるPC工法は、工事車両の削減や産業廃棄物を減量化できる等、地球環境にやさしい工法です。
これまでは、そのプレキャストコンクリート部材を工場から各地の建設現場までトレーラーにより運搬しておりましたが、CO2排出量削減や「物流の2024年問題」を考慮し、鉄道コンテナ輸送の利用を導入しました。
鉄道コンテナ輸送採用に当たっては、業界初の取組みであることから、日本貨物鉄道株式会社の協力を得て川越-宇都宮間で試験輸送を実施し、安全性、品質確保の確認を行いました。2023年6月から8月にかけて、建築部材を製造する川越工場から広島県および愛知県の建設現場への部材運搬の一部に鉄道コンテナ輸送を採用しました。
広島県呉市までの輸送事例の場合、モーダルシフトによりCO2排出量を70%削減することができました。さらに、輸送コストの削減、工事の進捗に柔軟に対応可能等の効果も確認しています。今後も西日本エリアの建設現場への輸送を中心にモーダルシフトし、環境負荷の低減を図ります。