リニューアル

集合住宅などの大規模修繕実施例

特許技術により、強度を高めながら建物躯体の厚みはミニマムに。制限の多い敷地での耐震補強を実現

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都が推進する特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化支援事業の対象となったことから、
耐震化工事の実施に向けて尽力されてきた管理組合・耐震工事実行委員長のK様と理事長のM様。
約10年にわたる工事実現までの長かった道のりを伺いました。

建物名新高円寺ロイヤルマンション
所在地東京都杉並区
改修内容耐震補強工事
建物規模12階建−64戸−1棟
工期2021年4月−2022年2月

オーナー様の声

「設計事務所のTDSさんの計画をユーレックさんが確かな施工技術で形にしてくれました。
依頼した箇所以外にも不具合がないか、建物全体を丁寧にチェックしてもらって適切に処置していただき、長年の悩みだった漏水も解消されました。
また、この計画のベースとなる助成金の申請手続きについても
営業担当の方に安心してお任せできました。
大成ユーレックさんには、住民の皆さんの意見を束ねる調整役も担っていただき、大変助かりました」


オーナー様写真

事例:新高円寺ロイヤルマンション:代表イメージ
建物の各所に施された耐震強度を高めるための補強施策

建物が道路際まで迫り外付け補強が困難な立地

大規模災害時に復旧・復興の大動脈の役割を担う緊急輸送道路の一つ、
青梅街道沿いに位置する『新高円寺ロイヤルマンション』。
東京都からの要請と支援を受け、耐震化工事に向けて計画に着手されたのは、約10年前。
「耐震診断の結果を受けて、いずれ来るといわれている震度7の東京直下型地震にも対応できる
建物にしなくてはという使命感を持って取り組んできました」
とお話しされるのは、管理組合の元理事長のK様。
当時から耐震工事実行委員長として耐震化工事を進めてこられました。
当マンションの特殊な立地条件が計画推進の難易度を高めることとなりました。
手頃な金額ではあったものの、この立地条件では施工不可能な設計提案、
施工技術を十分に備えていない施工業者からの入札等、業者の選定に苦労されたそうです。
「設計、施工共に、発注先が二転三転した後、一度はふりだしに戻りました。
仕切り直しのタイミングで2014年に外装と屋上防水改修工事、
2017年には鉄骨階段塗装工事をお任せした実績があった
大成ユーレックさんにお声がけさせてもらいました」とK様。

ピタコラム工法によりミニマムな躯体と高い強度を実現

この時点で設計を担当した一級建築士事務所の㈱TDSさんが提案したのは
「ピタコラム工法」という施工法。
躯体の厚みを増したり、鉄骨ブレースなどを外側から取り付けるのではなく、
鋼板内蔵の薄肉コンクリートを使用することで素材そのものを強くする特許技術で、
外付け作業のみでできるので、入居者の生活に影響が少ないという利点もありました。
「当物件は建物から道路境界線までの間が非常に狭く余裕がないため、
柱、梁、壁などの厚みを大幅に増すことは不可能でした。
そのため、いかにミニマムな躯体で強度を高めるかがポイントとなりましたが、
設計事務所からの提案は難しい条件をクリアするものでした」
と、弊社作業所長の中山。
「TDSさんの計画をユーレックさんが確かな施工技術で形にしてくれました。
依頼した箇所以外にも不具合がないか、建物全体を丁寧にチェックしてもらって、
適切に処置していただき、長年の悩みだった漏水も解消されました。
また、この計画のベースとなる助成金の申請手続きについても営業担当の方に安心してお任せできました。
大成ユーレックさんには、住民の皆さんの意見を束ねる調整役も担っていただき、大変助かりました」
とお話しされるのは、現理事長を務められるM様。
偶然にも取材日は工事完了後、3月16日に東京で震度4を記録する地震が発生した翌日。
「昨晩の地震では揺れが少なく、建物の強度が格段にあがったことが実感でき、こんなにも違うものかと驚きました」
とお話しされるお三方。
早速の効果を体感いただくことができました。

営業担当者とオーナー様写真

弊社担当者との打ち合わせ風景

前列左から、耐震工事実行委員長のK様、理事長のM様、会計のM様。
後列左から弊社営業担当の水沼、作業所長の中山、工事担当の岩田。

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