建替え自宅やアパートの建替えに伴う土地活用事例

東日本大震災「災害復興住宅融資」の活用により賃貸マンションの建替えを実現

東日本大震災で建物が半壊。所有するテナントビルとアパートの解体を迫られ、生活の再建を果たすため建替えを決意されました。

建物名:マリオン

所在地:茨城県水戸市

竣 工:2012年3月

敷地面積:559.35㎡(169.20坪)

建物規模:3階建- 1K 13戸・2LDK 1戸-1棟

建物構造:壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造(パルローグχ)

「私たちもPC造について詳しく知るうちに納得ができ、ユーレックさんにお願いすることに決めました。あんな地震を経験した後ですから、やはり耐震性で安心できる建物にしようということになったんです。」

3・11東日本大震災で被災。再建への道のり。

水戸駅から徒歩10分。千波湖に近い市街地は、2011年3月11日に震度6強の地震に見舞われました。そして、N様の所有される3階建てテナントビルと賃貸アパートは、いずれも半壊の認定を受けました。「私たちは幸いにして怪我もなく無事でしたが、道路沿いのテナントビル、隣接するアパートは損壊が著しく、市から半壊の認定を受けました」震災直後の状況はというと「崩れ落ちた壁やタイルの片付けに孫も含めて家族総出で取り組みましたがこれが大変でした。余震で再び壊れ落ちる恐れもあるため、特に歩道側は通行人に危険ですから一刻も早く対処しなくてはいけなかったんです。
それでも片付けのための砂袋が品薄で、高所作業も自分でやらなくてはならず、約2か月かかって片付いた時には疲労困憊していました。」また、「既存の建物は、改修では耐震性において建築許可が得られないため、判定は半壊でも建物の継続使用ができないことに。入居者の皆さんに謝罪し、退去して頂かざるを得なくなりました。」このように体力的にも精神的にも辛い中、N様は建替えする方向に気持ちが傾いていかれました。

建替え前のアパート

建替え前のテナントビル。地震によって壁面のタイルが剥がれ落ちるなどの損壊状態で、「半壊」認定を受けました。

売却か、建て替えか。資金調達がポイントとなった建替え計画。

「以前お付き合いのあったハウスメーカーさんなどに相談していたのですが、資金の都合などでなかなか計画が進まずにいたところ、息子から大成ユーレックさんを薦められたんです。建築家でもある息子は建物の構造を重視して強くユーレックさんを推し、私たちもPC造について詳しく知るうちに納得ができ、ユーレックさんにお願いすることに決めました。」「あんな地震を経験した後ですから、やはり耐震性で安心できる建物にしようということになったんです。」課題になっていた資金面については、「PC造の建物は理想的ですが、資金面でうまくいくか不安がありました。
しかし、営業の小野寺さんが社内で融資担当をしている石川さんと一緒になって計画を練ってくださり、住宅金融支援機構の災害復興住宅融資を使えたことが大きかったですね。ただし限度額があるため、不足する分を支援機構の別の融資と組み合わせて申請しました。」このケースは、全国で第1号だったため審査に時間がかかり決定までご心配をおかけしましたが、満額融資を取り付けることができました。「事業費全額の融資が決定してホッとしました。今回の成功の一因は、融資決定にあると感謝しております。」

PC板に凹凸模様を施した外壁。光線の加減で立体的なディテールが際立ち、豊かな表情をみせます。 4本のマリオンにライトアップすることで、着色することを計画されています。

「パルローグχ」のマリオン仕様を建物のネーミング「マリオン」に。

「外壁はタイルではなくPC板に凹凸模様を付けたものにしました。震災後、タイルの処理で苦労しましたがこれなら万が一のことがあっても安心です。」「南側のマリオン(列柱)の雰囲気が計画段階から気に入っていました。実物が出来たら尚のこといい。それで建物名にすることにしたんです。
通り沿いで目立つ場所なので、良い建物を造っていただいた感謝の気持ちを込めて、このマリオンをこれからアピールしていこうと思っているんですよ。工期も短くて済み、おかげさまで満室稼働中です」震災から1年後には賃貸経営を再開され、「早く復興することができて本当に良かったです」私ども大成ユーレックも、再建のお手伝いが出来てうれしく 思います。

左からN様ご夫妻、当社営業担当の小野寺