土地活用駐車場からの転換などの土地の有効活用事例

周辺環境の変化をきっかけに遊休地を有効活用

京都、桂御陵坂地区に、京都大学桂キャンパスと桂イノベーションパークが創設されたのをきっかけに、地区内の遊休地を活用して単身者用賃貸マンションを建設されました。

建物名:Y’s Court桂

所在地:京都府京都市西京区

竣 工:2010年3月

敷地面積:799.29㎡(241.78坪)

建物規模:3階建-1K-18戸

建物構造:壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造

「20年ほど前に建てた大成さんのマンションは、今までほとんどトラブルがありません。あの阪神淡路大震災の時でも、他の建物に比べて影響がとても少なく済みました」

竹林から賃貸マンションへ。遊休地の有効活用のきっかけは?

辺り一帯竹で覆われた穏やかな丘だったところが宅地開発されたのは今から30年ほど前のことです。Y様がもともと所有されていた土地が収用されることになり、現在の土地に代替地を得ました。京都の街並みが見晴らせる丘で、春になると家族でタケノコ掘りをされていたそうですが、
ずっと竹やぶのまま、その他には利用されていなかったそうです。ところが、数年前に近くに京都大学桂キャンパスが新設されることになり、あわせて産学公連携の新産業創出拠点「桂イノベーションパーク」が整備されました。

貸室は単身者用1Kタイプ

「私どもの所有地も開発地区に含まれることになったんです。ずっと竹やぶにしておくのも管理が大変ですし、建築できるのは研究施設に勤務する人や京大の学生向け共同住宅に限定されていましたから、単身者向け賃貸マンションを新築して土地を活かすことにしました」

代替地を得た時には想像もしなかった計画で、辺りはずいぶんと変わったとのこと。2003年に京都大学桂キャンパスができてから5年余り、Y様は、同じ開発地区に指定されたご所有の土地に賃貸マンションを建築して有効活用することにされました。

耐震性とメンテナンス性が決め手になった新築計画

研究施設に勤務する人や京大の学生向けに単身者用賃貸マンションの建設を決めたY様。「他に賃貸マンションを4棟所有しているのですが、その中の1棟である20年ほど前に建てた大成さんのマンションは、今までほとんどトラブルがありません。あの阪神淡路大震災の時でも、他の建物に比べて影響がとても少なく済みました」

Y様にご信頼をいただき、今回もPC工法のパルローグをご採用いただきました。この地域は、京都市景観条例により切妻屋根をのせた和風の外観を指導されます。地区内の現代的な研究施設の外観と、残された竹林の両方にマッチするようにと、パルローグをベースに設計を進めました。

京都市景観条例に基づき切妻屋根を採用。奥に見えるのがイノベーションパークの施設。

配置計画、外観デザインについてはほとんどお任せいただきましたが、設備仕様については、オール電化仕様やオートロック、LED電球など、Y様のこれまでの経験を活かして決めていきました。ご自宅やマンションに太陽光パネルを設置するなど、環境問題については特に関心が高くていらっしゃいます。「Y’s Court桂」が完成した感想として、「以前建てた時も思いましたが、PC造は工事が本当に早い。これは計画上助かりましたね。

それから、部屋の中に柱型がないのもいいと思います。建物は若い人たちに好まれるスマートなものが出来たと満足していますよ。」とY様。「家族4世代みんなが集まって竣工式を開きました。新しいマンションは子どもたちにも好評でとても嬉しかったですね。」と奥様。Y様ご家族に喜んでいただけ、大変嬉しく思います。2月に京都出張所を開設しましたので、より地元に密着してオーナー様の賃貸経営をサポートさせていただきたいと思っております。

書道がご趣味のY様。竣工式では交流のある清水寺管主、森清範氏による「新」の書を関係者全員がいただきました。

バルコニー前の小道で。右端より管理会社TISMの飯塚様、Y様ご夫妻、営業担当の山下